ジャパンカップサイクルロードレース~概要~
1990年に宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会のロードレース部門のメモリアルとして1992年から開催されている大会で、日本国内で唯一UCIプロツアーチームを招待できる日本国内最高峰の自転車ロードレース。
この大会はヨーロッパでの主要レースが終わったあとに開催されるが、調整の遅れやケガなどで不本意な成績に終わった選手などにとっては翌年の契約条件を有利にする最後のチャンスとなるため、単なる顔見世興業にはとどまらない見どころの多いレースである。特に1996年にはワールドカップシリーズ対象レースに指定されたうえ、最終戦まで総合優勝者の逆転の可能性があったため、直前の世界選手権で優勝したヨハン・ムセウをはじめとした世界の一流選手が集結し本気の戦いを見せるという非常にハイレベルな大会となった。
宇都宮市森林公園周辺周回コースを使用し、初日にフリーラン・チャレンジレース・男女オープンレース、2日目に男子エリートによるメインレースが行われる。
2010年は初の試みとして、宇都宮市中心部、大通り(県道宇都宮那須烏山線)の本町交差点から上河原交差点間の上下車線を封鎖して設けられた1周1.55kmのクリテリウムコースによる「ジャパンカップクリテリウム」が行われた。